ヒノキ(檜、桧)その特性と用途を紹介しています
ヒノキ(檜、桧)


ヒノキ(檜、桧)

ヒノキ(檜、桧)の特徴

ヒノキ(檜、桧)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。人工林として多く植栽されている。

ヒノキは日本と台湾にのみ分布する。
日本では本州中部(福島県)以南から九州まで分布する。
大きいものは30mを越えることが知られている。台湾本島にはタイワンヒノキ(台湾扁柏、 Chamaecyparis obtusa var. formosana)という変種が分布している。

また、中国では檜(桧)はビャクシン属を指す。
日本では木曾に樹齢450年のものが生息しているのが最高であるが、台湾では樹齢2000年のものが生息している。


住宅、木材、針葉樹、広葉樹、合板、集成材、フローリング、家具

 ヒノキ(檜、桧)の材質

日本では古くから建築用材として用いられる。
既に古事記のスサノオ神話の中で、ヒノキを建材として使うことが示唆されている。
特に寺院、神社の建築には必須で古くから利用された。
飛鳥時代のヒノキ造りの建築はすぐれたものが多く、法隆寺は世界最古の木造建築物として今日までその姿をたもっているほか、主として奈良県内に存在する歴史的建築物はいずれもヒノキを建材としたことによって現存するといって過言でない。もっとも、大径材は奈良時代にすでに不足をきたしていた。

現在では、一般家庭でも多く使われ、特に和式の様式を持った建築物に高級材として使用される。
伊勢神宮では20年に1度、社を新しく建て替える式年遷宮と呼ばれる行事が行われ、大量のヒノキ材が必要となる。

古くは伊勢国のヒノキを使用していたが、次第に不足し三河国や美濃国からも調達するようになった。
18世紀には木曽山を御杣山と正式に定め、ここから本格的にヒノキを調達するようになった。
明治時代になって、調達の困難さが明治天皇にまで伝わるところとなり、恒久的な調達を可能にするため神宮備林においてヒノキを育成することになった。
さらに大正時代に入り伊勢神宮周辺に広がる宮域林においてヒノキを育成することになり植林を行った。
これらの植林計画は、樹齢200年以上のヒノキを育成することを目標としており、長期的展望に立った計画である。
また、この時期、台湾を統治した日本は、変種のタイワンヒノキや同属異種のベニヒ(Chamaecyparis formosensis)の大木を求めて、森林鉄道を敷設して、日本本土にも輸送を行い、一部は神社建築にも使用した。
木曽山の神宮備林は1947年に廃止され国有林に編入されてしまったため、その後はこの国有林からヒノキを購入して式年遷宮を行っている。
伊勢神宮の式年遷宮後、前回の式年遷宮で使用されたヒノキ材は日本全国の神社に配布され、新たな神社の社殿となる

 ヒノキ(檜、桧)の用途

建築、家具、器具、船舶、彫刻、車輪、社寺など。ヒノキは、日本では建材として最高品質のものとされる。
正しく使われたヒノキの建築では1000年を超える寿命を保つものがある。


 ヒノキ(檜、桧)の雑学

ヒノキの名称は、「すぐ火がつく」から「火の木」となったとの説もある(錐もみ法で火を付けるときにヒノキを用いることも多い)が、上代特殊仮名遣いによると、ヒノキの「ひ」は甲音であるのに対して、火の「ひ」は乙音なので、上代特殊仮名遣いを前提とするならば、この説は妥当ではない。

樹木から採取される精油成分に「ヒノキチオール」と命名されているものがあるが、本邦産のヒノキには「ヒノキチオール」は含まれていない。これはタイワンヒノキから分離されたのが最初であったためである。日本ではヒバから採っている。

ヒノキ科の樹種としては、日本ではヒノキの他にサワラ・ヒバ(アスナロ)・クロベ・ビャクシンなどが知られている。また、中国原産のコノテガシワ、地中海沿岸のイトスギ、北米のアラスカヒノキなどもヒノキ科の樹木である。なお、最近の分類では従来のスギ科(スギ・セコイア・メタセコイアなど)もヒノキ科に統合する考え方も提示されている。

ヒノキ科は、中生代に登場した起源の古い植物群で、現在は日本のスギの他、アメリカ大陸のセコイア、中国のメタセコイア、コウヨウザンなどが遺存的に分布している。


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広葉樹 針葉樹 集成材 合板 ランバーコア合板 パーティクルボード ファイバーボード
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広葉樹
写真 名称 分類
産地
用途 特徴(加工性など) 比重
アオコクタン
グリーン
エボニー
カキノキ科 タイ 枠材 コクタンのなかで最も高価な材。
導管中に緑色の物質が
詰まっているために、緑色を帯びている。
1.0〜1.14
アオダモ
コバノトネリコ
モクセイ科 日本
朝鮮
野球のバット
スキー
楽器
年輪の明瞭な環孔材。
心材は淡褐白色、
辺材は白色できわめて狭い。
0.71
イタヤカエデの写真 イタヤ
カエデ
カエデ科
カエデ属
本州
四国
九州
建築、家具
スキー、土木
船舶、楽器
硬くて粘りがある。
加工はやや困難。仕上がりは良好。
絹糸光沢がある。曲木にも使える。
0.67
ウリンの写真 ウリン クスノキ科
クスノキ属
インドネシア
マレーシア
建築
(外装、床板)
ウッドデッキ
心材は黄褐色〜赤褐色。
辺材は淡黄白色〜黄色。
辺心材の境目は明瞭。 耐朽性は大。
0.84
〜1.14
カシの写真 カシ
ブナ科
コナラ属
東アジア
東南アジアの
暖帯に自生
建築材
船舶材
器具、鉋台
非常に硬く国産の材の中で一番重い。
弾性があって水湿にも強い。
辺材と心材の境は不明瞭。
0.83
桂材の写真 カツラ
カツラ科
カツラ属
北海道
〜九州
家具、器具
文房具
装飾、彫刻
やや軽軟で加工は容易。仕上げは良好。
趣味の木彫りに最適。
0.49
キハダ材の写真 キハダ
黄檗
黄膚
ミカン科
キハダ属
北海道
〜九州
家具、楽器
建築
辺材は白黄色。心材は緑色っぽい黄褐色。
軽量で、軟らかいため、
強い荷重がかかる場所には向いていない。
0.45
桐(キリ)材の写真 キリ
ゴマノハグ
サ科キリ属
北海道南部
以南で植裁
家具、小箱
建築、下駄
装飾木炭
日本国内でとれる木材としては最も軽い。
湿気を通さず、割れや狂いが少ない。
0.30
栗(クリ)材の写真 クリ
ブナ科
クリ属
北海道南部
本州、四国
九州
建材、家具
工芸品

器具
釘打ちなどで割れやすい。
重硬で弾力に富む。
水湿によく耐え、材の保存性は極めて高い。
0.60
胡桃材(クルミザイ)の写真 クルミ
胡桃
クルミ科
クルミ属
北海道
〜九州
家具
内装材

彫刻材
辺材は灰白色。
心材はくすんだ淡い褐色〜黄褐色。
辺心材の境目は明瞭。木理は交錯。
0.53
桑(クワ)材の写真 クワ
クワ科
クワ属
北海道
〜九州
工芸用、床
家具、器具
木質はかなり硬く、磨くと深い黄色を呈して美しい.
工芸用に使われれるが、
銘木として使われる良材は極めて少ない。
0.62
欅材(ケヤキザイ)の写真 ケヤキ
ニレ科
ケヤキ属
本州、四国
九州
建築、社寺
彫刻、家具
器具、船舶
曲木に適す。
日本の広葉樹の中で最優良材の一つとされる。
0.69
シナノキ材の写真 シナノキ シナノキ科
シナノキ属
北海道
〜九州
家具、機械
合板,、器具
鉛筆
材質は均整で軽軟。加工は容易。
仕上げは中庸。塗料や接着剤に注意が必乾燥は容易。
0.48
チーク材の写真 チーク クマツヅラ科
チークノキ属
インド、タイ
マレー半島
ミャンマー
家具
造船材
乾燥後の伸縮やそりがなく、耐久性と強度がある。
湿気や虫害に強い。
心材が金褐色、辺材は黄白色。
0.6
栃材(トチノキザイ)の写真 トチノキ
トチノキ科
トチノキ属
北海道南部
本州
四国
器具、家具
装飾
漆器木地
保存性は低い。乾燥は容易。
軽軟で加工は容易。仕上げ良好。
絹糸光沢がある。狂いやすい。
0.52
ブビンガ材の写真 ブビンガ マメ科 アフリカ 造作材
家具
化粧用単板
辺材は淡色で心材は桃色〜赤褐色。
木理はほぼ通直で、肌目もほぼ緻密。
重硬なため乾燥が遅く、乾燥時の狂いに注意。
0.80〜0.96
ブナ材の写真 ブナ ブナ科
ブナ属
北海道
西南部
〜九州
建築内装材
家具、器具
曲材、合板
重硬だが粘りがあり曲げやすい。
乾燥の途中狂いやすい。
0.65
ブラックオールナット材の写真 ブラック
ウォールナット
黒胡桃
クルミ科
クルミ属
アメリカ
ヨーロッパ
カナダ
家具
銃床、器具
心材は黒褐色〜帯紫褐色。
辺材は灰色。木肌はやや荒い。
粘り強く狂いが少ない。重くて硬い。
0.59
ホオノキ材の写真 ホオノキ
モクレン科
モクレン属
北海道
〜九州
彫刻、定規
製図板
建具、家具
保存性は低いが、軽軟で加工は容易。
乾燥も容易で仕上げは良好
狂いも少ない。
0.48
ホワイトメランチ材の写真 ホワイト
メランチ
フタバガキ

南洋材
東南アジア 合板、建築
家具
散孔材。加工は中庸、仕上がり良好。
辺心材ともに淡黄白色。
淡い褐色で時間がたつと褐色を帯びる。
0.5
〜0.6
マカンバ材の写真 マカンバ
真樺
カバノキ科
カバノキ属
北海道
本州北中部
家具、彫刻
車輛、合板
建築、突板
辺材は淡い紅白色。心材は淡い紅褐色。
重厚で強い。狂いが少ない。
材が緻密で接着性もよく塗装仕上げも良好。
0.67
ミズナラ材の写真 ミズナラ
水楢
ブナ科
コナラ属
北海道
〜九州
家具
洋酒樽、突板
環孔材。
重硬で加工困難。
0.68
ヤチダモ材の写真 ヤチダモ モクセイ科
トネリコ属
おもに
北海道
本州北中部
家具、建築
船舶、合板
やや重硬、強くて粘りがある。
加工性、仕上がりは中庸。
0.65
ヤマザクラ材の写真 ヤマザクラ バラ科
サクラ属
本州
四国
九州
造作材
楽器
高級家具
辺材は淡い黄褐色。心材は褐色。
辺心材の境界は明瞭。
硬く強靱で狂いが少ない。
0.68
レッドメランチ材の写真 レッドメランチ フタバガキ
東南アジア 造作材
合板、家具
車輛、
加工容易。仕上がり良好。
辺材は乾くとヒラタキクイムシの害を受けるので防虫加工した方が良い。

0.5
〜0.6
ローズウッド材の写真 ローズ
ウッド

紫檀
ナンベイシタン
マメ科
ダルベルギア属
アフリカ
南米
東南アジ
フィリピンを除く
家具、器具 心材は、赤褐色の他、橙、紫。辺材は白色。
密で硬く光沢がある。切削加工は困難。
磨くと美しい木目が表れる。
0.82

針葉樹
写真 名称 分類 産地 用途 特徴(加工性など) 比重
赤松材(アカマツザイ)の写真 アカマツ
赤松
雌松(メマツ)
マツ科
マツ属
本州
四国
九州
建築、建材
器具、車輪、
土木、船舶、
心材は、黄を帯びた赤褐色。
辺材は淡黄白色。
心材辺材の区別はやや不明瞭。
0.53
アガチス材の写真 アガチス ナンヨウ
スギ科
東南アジア
全域、豪州
建築、内装
家具、器具、
鉛筆、マッチ
心材辺材の区別は明瞭ではない。
やや軽軟で割れにくい。
加工容易、仕上げ良好。
0.40
〜0.64
銀杏材(イチョウ材)の写真 イチョウ
銀杏
公孫樹
イチョウ科
イチョウ属
日本
中国
建築、
将棋盤
まな板
心材辺材の区別は明瞭ではなく黄白色。
加工性は良好。
表面仕上げは中。
0.55
イチイ材の写真 イチイ
一位
イチイ科
イチイ属
日本
中国
シベリア東部
家具
机の天板
工芸品
心材は紅褐色。辺材は白色。
軽く粘りがあり弾力性に富む。
加工性は良好。
0.51
カヤ イチイ科
カヤ属
日本
朝鮮
碁盤
将棋盤
風呂桶
心材は褐黄色。辺材は黄白色。
やや重硬で、弾力に富む。加工は容易。
耐朽性、保存性は高く水にも強い。
0.53
唐松材(カrマツザイ)の写真 カラマツ
唐松

落葉松
(ラクヨウショウ)
マツ科
カラマツ属
本州北部
〜中部
建築、土木
船舶
パルプ
心材は赤褐色。辺材は白色。
心材辺材の区別は明瞭。
節が多く、やにつぼがある。
0.50
〜0.53
クロマツ
黒松

雄松(オマツ)
マツ科
クロマツ属
日本
朝鮮
建築、土木
船舶材
枕木
心材は淡褐色。辺材は黄白色。
大きい節が多く、やにつぼがある。
アカマツよりも重硬。水や湿気に強い。
0.54
サイプレス材の写真 サイプレス
(オーストラリア
サイプレス)
ヒノキ科
カリトリス亜科
オーストラリア ウッドデッキ 心材の色は暗褐色。辺材は淡黄色.。
木肌に光沢があり美しい。
シロアリや腐食に強い。
0.7
シベリアカラマツ材の写真 シベリア
カラマツ
マツ科
カラマツ属
旧ソ連
極東部
仮設用材
枕木、電柱
針葉樹としてはかなり重硬。加工はやや困難。
水中での保存性が大きく樹脂分が多いのが特徴。
0.51
杉材(スギザイ)の写真 スギ
スギ科
スギ属
本州、四国
九州
建築、建具
土木、船舶
車輛、家具
器具、はし
軽軟で加工性が良い。
特有の香りがある。
乾燥がはやい。
0.38
スプルース材の写真 スプルース マツ科
トウヒ属
アラスカ〜
北米西部
建築、楽器
パルプ、
ピアノ響板
やや軽軟で加工容易。
仕上げは良好。
絹糸光沢がでる。
0.41
檜材(ヒノキザイ)の写真 ヒノキ

ヒノキ科
ヒノキ属
本州中部、
四国、九州
建築、家具
器具、船舶
彫刻、車輪
社寺
水に強い。光沢がある。
狂いが少ない。加工性が良い。 
特有の芳香がある。

0.41
ボドカルブスの画像 ボドカルブス
 ポド
ブラックパイン
マキ科 南半球
ヒマラヤ
構造材 心材と辺材の区別は不明瞭。
黄白色〜淡緑色を帯びた黄色で、
淡褐色を帯びるものもある。
0.42
〜0.63




▼接着加工製品
集成材
集成材 集成材は、厚さ1〜3cmのひき材を、大きな節、腐れなどを切除し、縦つぎ、幅矧ぎ、あるいはさらに積層した材料で、長く、大きい断面の材が自由につくれるのが特徴です。

長所 均一な材質。耐久性が有る。安価。乾燥材であるためその後の割れ、狂いがない。
原料の種類 オーク、パイン、スプルース、ヒノキ、ツガ(栂)、チーク、ブナ、マツ、など



合板
合板 合板は、丸太を丸剥きした単板(ベニヤ)を、繊維方向が互いに直交するように、3枚、4枚、5枚と奇数枚積層接着した材料です。 最近は、熱帯林保護のために広葉樹合板よりも針葉樹合板が多く使われるようになってきています。

長所 ひろい面材が得られる。収縮・膨張が少ない。
短所 木口への釘が効きにくい。質感に欠ける。
原料の種類 広葉樹合板→ラワン・メランチ類など
針葉樹合板→カラマツ、米松、ベイツガ、ラジアーターパインなど
MEMO
ラワン合板やシナ合板がDIYではもっとも広く利用されています。



ラバーコア合板
 心材(コア)に集成材のひき板(ランバー)を使い、表面にベニヤをはった合板です。

長所 ベニヤよりくぎ打ちに強い。
原料の種類 シナ、センなど



パーティクルボード(削片板)
 
パーティクルボード 木材をけずったり、破砕した小片を板状に成形接着した材料です。

長所 断熱、遮音性に優れている。工場廃材、建築解体材など、どのような形状の材も原料として利用できる。
短所 湿気に弱い。
用途 建築の下地材、家具心板など
パーティクルボード販売サイト1



ファイバーボード(繊維板)
ファイバーボード 木材を繊維の状態にまでほぐし、再成形した板材料です。

  ▼ファイバーボードの種類
インシュレーションボード (軟質繊維板)
MDF (中質繊維板) 均質で加工性がよい。 建材、家具などに使われている。
ハードボード (硬質繊維板)


広葉樹 針葉樹 集成材 合板 ランバーコア合板 パーティクルボード ファイバーボード
広葉樹 針葉樹 集成材 合板 ランバーコア合板 パーティクルボード ファイバーボード


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